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続・血まみれ美少年。

200907116月7日にアップした『競勢酔虎伝』とほぼ同じ意匠。つり下げた生首の角度まで一緒。でも描かれた人物は違います。本能寺で、信長と共に果てた森蘭丸の兄弟、力丸です。
これは彰義隊と官軍の当時の実戦「上野戦争」に材をとった月岡芳年による明治元年のシリーズ『魁題百撰相』の1枚で、実際の戦争を取材するという現場主義リアリズムの賜物。でも結果は歴史上のヒーローの耽美な死に様を描いた58枚もの連作ファンタジーです。
庶民の娯楽としては、こういうダークサイドへの憧憬は、現代と変わらないのでしょう。芳年の作品の中では白眉のシリーズ。逆まつげの(笑)美少年は死相をまとってこそ輝くのかもしれません。

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