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2010年3月

猫に小判の巻。

20100329
いつの頃からか、アートフェア東京から、VIPカードが届くようになりました。
ありがとうございます。
このものものしいカードが何の役に立つかと言うと、会期中フリーパス&いわゆるファーストチョイスと呼ばれる、美術関係者及びプレス、コレクターのみの先行公開日の入場、他は森美術館など、都内の協賛美術館の企画展に会期中フリーパス、その他、コンシェルジュ・サービス、六本木ヒルズクラブ利用(笑)など、便利なカード。う〜んもったいないけど、コレクターではなく制作で忙しい私には〝猫に小判〟の代物。
あ、でもまえに若手の作品買った事あったわ。

〝猫に小判〟も、ありがたい事は確か。
去年は行く気がさらさら無かったので、残念ながら無駄にしてしまいましたが、今年は利用してちょっとだけ見物させていただこうかなあ、と思っています。

アートフェア東京に今年は出品していませんが、ちょうどその日程はここで既に触れている、「巧術」というレントゲンヴェルケ仕切りの企画展に出品しています。
俺の作品(2点)が観たければ、青山スパイラル「巧術」へ。是非。
こっちの企画は、チケットなんか要りません。夜20時まで。

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しろくまちゃんのほっとけーき 点字版

20100326
絵本は好きで、アンティークや古本も含め、用がなくてもたまに買ってしまいます。だから、絵本だらけ。
「しろくまちゃんのほっとけーき」と言えば、1974年からずっと、幼児向け絵本のベストセラーであり続けている大変な絵本です。
先日、雑誌の編集さんと待ち合わせで時間つぶしに入った書店で、これを見つけました。
なんだか様子が違うので手に取ると、視覚障害者が絵本に親しめるよう点字と隆起印刷を施した絵本としてリファインされていました。それが、視覚健常者の私が観ても単純に美しくて感動してしまい、つい買ってしまいました。
キャラクターの違いやホットケーキが焼けていく過程も、触って辿る事が出来る。まさに絵を触って理解するんです。特に、絵を記号化し情報として正確を期しても、可愛いこぐまちゃんはこぐまちゃんとして、視覚障害のこどもたちに手渡そうとする工夫の数々には頭が下がります。正しいデザインの成果を見る思いでした。

ところで、しろくまちゃんといいぐりぐらといい、ホットケーキは、何故子供に強く支持されるんでしょう。

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「巧術」@青山スパイラル

「巧術」という現代美術の企画展が
4月2日~ 7日まで青山スパイラルで開催されます。

出展作家
青木克世/ あるがせいじ/ 内海聖史/ カンノサカン/ 桑島秀樹/ 佐藤好彦/須田悦弘/諏訪敦/ 高田安規子、政子/ 中村哲也/ 満田晴穂/ 山本タカト
企画 レントゲンヴェルケ

詳細はNEWS欄で。

乞う御期待。

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makunouchi art week

20100321121日まで広島市立大学油絵専攻の学生たちの自発的な4つのグループによる、makunouchi art weekというアートイベントが開催されていたので観て来ました。
去年までこの季節には3年生のプレ卒業制作展があっただけなのですが、今年になって突如プレプレプレ卒業制作展という、何がプレなのか意味不明なグループ展までもが出現。授業でやらされている制作以外の、各人の関心のありようの多様さが観られて楽しい展示でした。

201003212写真は「葬式展」という非常に縁起の悪い展覧会。むさい男3人が街のはずれでやっていたので、入場者数が厳しかった模様。でも、展示そのものは一番それっぽかったかな。
他にはプレ卒業制作展「21℃」と、大学院生の「6 inch展」がそれぞれ、中心街で開かれていました。

201003213「6 inch展」@ gallery G
これで発表に対する意識が高くなれば収穫なのでしょう。わけのわかんねえ先生にぐだぐだ言われるよりは全然勉強になったと思います(笑)。
本来、各学年バラバラな企画をひとつにまとめてmakunouchi art weekというイベントにまで持っていったのは、中村君等まとめ役になった学生たちの努力が大きかったようです。ご苦労様でした。
沢山改良点が見つけられた事と思います。恒例にそしてもっと魅力あるモノになっていくかどうか。
14期生のプレ卒業制作展「21℃」は29日まで開いています。広島市まちづくり市民交流プラザにて。興味のある方は行ってあげてください。


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金属フェチの心 27 小松音響研究所にて。

20100316
小松音響研究所に、インスタレーションのための特注真空管アンプのパーツが揃ったというので、拝見しに行きました。
展示に障らないように低い音量で鳴らし続けても骨格とふくらみを失わない音、そして金属フェチの心(笑)を満たしてくれるものを、とオーダーしましたが、とんでもないものが待っていました。
球は Svetlana の SV811-3を中心に組むそうですが、目につくのは左にある巨大な放熱板。美術館という水を打ったような静寂の中での使うものなので、わずかなノイズが避けられないファンを使わずに、高熱を発する回路を冷却する為の対策部品なのですが、これだけで凄いインパクト。工場夜景のようです。実はこんなにでかい必要はないかもしれませんが、私の嗜好と、このアンプそのものも展示物であることを考慮していただいたわけです。小松さん、既に実用からアート側に踏み越えてしてしまっている(驚)。
この金属フェチ仕様のアンプがどんな仕上がりになったのか、そしてどんな音を発するのかは、4/17〜 川口市アトリアにて開催される「見つめる」という企画展で、私の絵画展示室に入ると体験出来ます。
現代美術ファン、音響ジャンキー、ついでに金属フェチの皆さんなど、好きな方は是非。

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Jean-Paul HEVIN。

20100314
帰宅したらいただきものが。相変わらず皆さんのおかげで生きてます。
懇意にしていただいているTさんの海外出張の御土産、Jean-Paul HEVINのチョコレート。パッケージのデティールがお洒落で嬉しい。なんでも世界で最先端の技術を持つショコラティエといわれているそうで、お茶が楽しみであります。
驚いたのはその重さ。こんな小さいパックだけど羊羹並みに(笑)重いのです。これはほんとうに驚くと思います。

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古井由吉さんの肖像

20100311古井由吉さんのエッセイ「楽天の日々」最終回が一昨日、掲載になりました。
最終回の文章を拝読すると、楽天というには凄惨な、戦争の惨禍の回想がそこに記されていました。
地方で読めなかった方も居たでしょうから、せめて最後に挿絵を御見せします。

結局、私の手元にはとても小さな絵画が24点溜まった事になります。
文筆家との仕事を初めて引き受けるにあたって、まったく自信が持てなかったけれど、2年もあっという間。またやってみたいと思えた事が収穫でした。

そうそう。一昨日は、嬉しい偶然の出会いもありました。Nさん改めて感謝です。

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「楽天の日々」最終回

20100305
毎日新聞関東版で連載中の、2年間にわたった古井由吉さんのエッセイ「楽天の日々」が今月で最終回を迎えます。1年の延長があったわけですが、ついに先日、最後の原稿を受け取ったときは感慨深かったです。
原稿を読んでから挿画制作まで、だいたい3日いつもいただいていました。月一度の試練。明瞭に誰かを思い浮かべて、誰かの為に描くというのは、良い体験でした。もっとも古井さん御本人は挿画にこだわらない方だそうですけど(笑)。

今朝までかかって何とか描き上げて、先程データ送信を済ませ、ほっと一息ついたところです。
ここ数日、やりきれない出来事があってどす黒い気分に覆われていたのですが、手を動かす事は濁った気持ちを洗ってくれます。
私が最後にどんな挿画を提供したかは、10日発売の毎日新聞関東版 朝刊文化欄でお確かめ下さい。

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猫にも好評。

20100304
自然食のお店で「つりきち」という魚粉入りの、それはそれは身体に良いらしい、あられを買ってきました。なんだかおっっとっとに似ていますが、袋を開けたら印象が一変。なんだか、匂いが猫のカリカリとせんべえの中間みたい。味も濃いぞ。慣れるとこれはこれで美味しい。
こみみが欲しがるのでお裾分けしてあげたら、快調に食べ進んでいました。なんだか自分までカリカリを食べているような気分になって来たので、お裾分けをやめました。

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金属フェチの心 26 アルミ製コーヒーミル。

20100301
フランスから来たコーヒーミル。1950年代のものです。
アルミ製で刃のあたりはけっこうしっかりしているけど、受け皿とボディの整合が甘くてカタカタいいます。粉も漏れてしまいそう。でもこの機械っぽさはこの時代までのもので、デザインも良い。
珈琲は道具周りが楽しくて、味とか香りではなく、そっちから入って飲むようになりました。
ハンドルにナチュラルな聖痕が(笑)。

制作で禁欲生活が続くと、つい物欲で発散する方向になってしまい、困ります。


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春につきもの。

春一番が、スタジオで缶詰になっている間に吹きました。
泊まりで3日目。あ〜あそびたい。
私の窮状に関係なく、世の中は勝手に春になっていくわけで。

春と言えば、三題。

1、昔々に担当した学生から、「結婚します」の報告が。
山男とうまくいっちゃったんだって。
おめでとう。あなたは原石だと思っていたので、私は全く心配していませんでした。

2、毎年悩まされる花粉症、今年の対策は「二度とこないで!」の商品TVCMで強烈なインパクトの、『クリスタルヴェール 』にしました。
これがけっこういいです。鼻の穴の周りに塗るだけで、イオンの力で花粉等の侵入を防ぐというもの。何よりも、飲み薬で眠くなったりぼんやりして著しく仕事の能率を落とさずに済むのが嬉しい。

3、Hさんの大学進学、サクラサク でした。めでたい。
御祝い描かなきゃ、です。

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