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2011年6月

日曜美術館 放送後雑感 1

6月26日朝の日曜美術館を観ていただいたみなさん、ありがとうございます。
ほっとしたのが正直な感想です。
再放送は7月3日の夜8時。大河ドラマ「江」の裏番組、教育テレビです。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0626/index.html

ちょっとした裏話を。
思い出を蘇らせる絵画 ~亡き人を描く画家~
というふうにオフィシャルに発表があった後、放送前日になって、急に
記憶に辿りつく絵画 ~亡き人を描く画家~
に変更する旨、お知らせがありました。
ステラですら「思い出を蘇らせる絵画」と発表してますし、テレビの録画予約のデータや、ほとんどの場合、これが伝わってますので、ネットでは多くがこの表記のままで語られてます。にもかかわらず、寸前でタイトルを変えたのはスタジオ収録の際、ゲストの三脇康生さん(精神科医 美術批評家)のある御言葉が示唆になったそうです。制作者の並々ならぬこだわりを感じさせました。

日曜美術館については個人的に縁のある方の放送が続き、シンクロニシティってあるんだなと思います。
5月8日の野田弘志さんは、さっき電話があって来週呑みます(笑)。
5月15日の国芳は、『通俗水滸伝豪傑百八人之一個 九紋龍史進』の粗悪なバージョンをコレクションしたばかりだし、
6月5日の彫刻家 保田春彦さんは大学時代に教わりましたが厳格な印象で恐かったな。
6月12日の便利堂の凄腕職人 山本修さんは、2007〜8年にコラボレーションさせていただきました。やはり京都まで出はって呑まねばなるまい。
6月19日の宮本三郎は、現在いっしょに仕事してる若き論客 小金沢智君の勤務先が世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館です。
こうも重なると不思議なものです。

反響は放送3日目にして意外な形で波及しつつあります。かたちになり次第ここで発表していきます。

乞うご期待。

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再会

20110626
今日は所用で銀座泊です。雑誌社との取材を控えて時間があったので、蕎麦を流し込みに行ったのでした。
写真は銀座の某蕎麦店の看板猫、クロティーちゃんです。
看板の下に、箱を常設してもらい、いつもその上であくびをしています。
しばらく見ない間に、クロティーちゃんは堂々たる体躯になってました。
ここの蕎麦屋はいつも裏切らない。

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会場につめてみた。

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23日、終わり頃、24日、始まり頃。それぞれ数十分だけ会場につめてみました。
成山画廊はスペースの都合上、作家がそこに居ると鑑賞に邪魔なので、出来るだけいないようにしているのです。
このブログにコメント下さっている初めての人、過去に関わった学生、有名コレクター氏、など偶然、続々お会い出来、居て良かった。

2008年の佐藤美術館での個展の際、保守的な某新聞社が後援についてくれなかったので、絵画愛好者の草の根運動と称して、協力希望者に展覧会ポスターを送って絵画ファンの力に頼り地道に宣伝したのですが、島根の学生協力者さんが立派な社会人になって、展示を見に来てくれました。初対面で感慨深いものがありました(写真)。ずっと絵画を好きでいてくれると良いな。
諏訪市美術館企画でもやってみようか草の根運動。

1回目の展示替えをしました。120号の大作は未完の作品ですが、制作途中の状態の作品を並べる行為は、スペイン時代に Sevilla でロペスの未完作品のみで構成された大規模な展示を観て以来、その面白さに気がつき、いつかやってみたかったのです。

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日曜美術館出演について

20110619
ここ半年、毎週のようにNHKのスタッフさんがアトリエにいらしてました。
今朝の放送で、予告が出てしまったので、ここで初めて御伝えします。
「記憶に辿りつく絵画~亡き人を描く画家~」というタイトルで、私の制作についてのドキュメンタリーが6月26日の朝9時よりの放送になるようです。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0626/index.html

私のような若造が特集を組んでいただけること自体、番組として異例ですが、この番組の内容は、私は全く操作してませんので、Nディレクターの作品、ということです。番組見るまで私自身、はらはらです。

不可能性を孕み完成などありえない制作依頼に、みっともなくも挑んだ記録です。我がことと思えば恥ずかしい映像の積み重ねなのですが、早起きの方は御高覧を。次週7月3日の夜8時には再放送があるはずです。

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物欲モード

20110618
制作がツメツメになってくると、例によって物欲でガス抜きをしてしまいます。そんなときは、本当に何の役にも立たない意味不明なものが無性に欲しくなるのです。
制作の合間の移動中、途中下車して数十分ほどだけ旧知の上野のK池氏のお店に出向き、即買い。2年振りにお会いした氏と杉山晋太郎の話しで盛り上がったり。業界は狭い。先日の功術2の関係者と繋がってしまったり。
で、今日、アトリエに着きましたが、やっぱりでかすぎる。どうしよう。
意味不明すぎる。どうしよう。
人体模型の老舗 (株)京都科学の大昔のものだろう。耳小骨まで揃ってる完品。でもどうしよう。
立体系現代美術のコレクターって、買った後こんな気分になるのかも知れません。

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ヴァニタス画に非ず。

20110615
先日最終日を迎えた、ハイパーテクニック応酬の切り合い場、「功術」で今年の私は、螺旋階段の日当りの良い位置でした。
しかもレントゲンヴェルケ20周年記念展。
この展示コンセプトの言い出しっぺのひとりのくせして、今年は作品たった1点を用意するのが手一杯でした。おまけにオープニングレセプションにすら出られませんでした。土下座。まったく、何を楽しみに描いているのでしょう。

せめて池内親方20周年の餞に、諏訪市美術館の個展のアイキャッチに使う作品を提供しました。
美女+頭蓋骨という使い古されたイメージなのですが、これがいわゆるヴァニタス画ではないことに気付いていただけた方がどれほどいたでしょう。ほぼ、皆無でしょうか。スタンバイしている新しい画集で解説の若き論客、小金沢智さんが的確な言葉を与えてくれるはずです。このもやもやをすっきりさせてくれることでしょう。

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絵画とモデル

20110609
今日は、成山画廊でオープニングレセプションでした。イベントが似合うスペースです。
私はパーティーが苦手で、事実、私としては初めての開催でしたが、主催者たる作家本人なのに不在という非常識をやっちまいました。すみません。
せめて掃除程度は手伝いに行こうと時間終了後にやっと出向いたら、大勢残っていていただいて、結局、終電まで雑談を楽しんだのでした。
この場を借りて、お会い出来なかった来場者の皆さん、ありがとうございました。絵画を楽しんでいただけたらそれで十分です。
松井さんも亀井君もありがとう。華がある作家さんたちは、いてくださるだけで助かります。池島君とも初対面でした。
DM も例によってまだ送れてませんが、どうしても、と御希望の方は御送りします。リクエストしていただければ。会場でも配布してます。

写真。
GR DIGITAL Ⅲ になって、暗い室内でも使える機械になりました。
絵画とモデル。

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セッテイング

20110608明日初日の個展@成山画廊〜一蓮托生〜のセッティングの図。長身痩躯のふたりがさっさと決めてくれる。
本題。
急遽、前期と後期に分けて、展示替えをする事に決めました。
前期(〜6/23)はストイックに肖像画を中心にした布陣。
後期(6/24〜7/9)で、大きな作品も加えて混沌としてくる。という計画。
7月1日には更に自画像追加予定。複数回来ていただいても、その都度変化があるという企画。

明日は18時よりオープニングです。アルコールが振舞われる模様。1ヶ月の長丁場のはじまり。

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脱皮

20110606
アトリエの前の小さな灌木には、アリマキ〜テントウムシ〜アリの利害のサイクルがあって、しゃがみ込んでみると、騒がしい風景に驚かされる。
家人が ナミテントウのサナギを拾って来た。これが生きているとは信じられない。縁起物が入っていた小さな桐箱に保護して観察していると、中途半端に脱いだ状態で、羽根が固まり始めて紋が出始めているようだ。心配していたら夜半、無事脱皮してくれた。朝になったら放してあげる。
僕が制作でいらいらしても、自然は勝手にまわってゆく。こっちの方がよっぽど美しい。
GR DIGITAL III で撮影。

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お恥ずかしい。

20110604
一昨日は、ひどい雨でした。新幹線を降りると、電車に乗り換え、閉廊後も待っていていただいた村田氏と再会。挨拶もそこそこに作品を拝見し、日本未発売の新しい写真集を手にした。フェティッシュにも儀式的にも見えるけど、ファミリーアルバムのようにも思える、不思議な読後感。
顔見知りばかりの気安さの安心感からか、時事ネタで幼稚な毒吐きをして長時間の乗車ストレスを晴らしていたら「諏訪さんのブログは、当たり障りがないよね。猫かぶり日記に変えたら」と言われてしまった。
お恥ずかしいことにまったくその通りだ。本当の気持ちこそは書いているけど、湯葉をすくいとっているような。誰も傷つかないようにおそるおそる、どこかが欠けた神経を総動員して書いている。
本来、僕たちは絵で毒づけばいいんだと思う。

この写真は2006年、大野一雄さんを病床まで見舞って描いたドローイングの風景。同行取材していただいた川本聖哉さんの写真。2時間程度のセッションで20枚余りも描いたか。
これもお恥ずかしい。
絵を描くときだけ、こんな放送禁止の持ち方になってしまいます。文字を書くときは普通です。
先日、大野一雄さん一周忌でしたね。早いものです。

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