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2012年3月

蠱惑~巧術其之参とイベントの御知らせ

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蠱惑~巧術其之参 はじまりました。
期間 : 3月30日~4月8日 11:00~22:00
会場 : スパイラルガーデン
今回は2点出品ですが、純然たる新作は控えました。
写真は懐かしの《Thread》。12年ほどを経て気が向いたので加筆してみました。とても目立つ手術痕のある女性像です。
スパイラルガーデンにはカフェレストランが併設されているのですが「御客様に見せることはまかりならん」との御達しで、会場の死角にかけられています。裸婦がいけないのか、手術痕がいけないのか。御来場の際はさがしてみてください。僕はどちらにしろ美しいと思うのだけど。
なまじっか変なところにあるので、観ている女の子たちもおそるおそるって感じですね。

◎ 関連イベント
公開対談 「技と美 『巧術』が伝えようとすること」
出演 : 諏訪敦 [画家] 池内務 [レントゲンヴェルケ代表]
日時 : 2012年4月7日(土)17:00〜18:00
会場 : スパイラルガーデン(スパイラル1F) アトリウムにて
入場無料。予約不要。

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夜桜見物

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さっき、ふいに御話をいただいて、某ハイブランドの夜桜パーティーにちょっとだけ御邪魔しました。まだ肌寒いけど、たぶん華道家がしつらえたであろう桜の束は、LED照明に照らされて、人工的な美しさを見せてくれました。

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Siri を使ってみた。

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iPhone 4S に搭載された、音声認識制御の個人秘書システム『Siri』。TV CM を見てすぐに試した方も多いのではないでしょうか。意外にもちゃんと言葉を正確に認識してくれます。
「キュビズムって何?」なんてこじゃれた美術用語にはスムーズに、CM のように女性ロボットボイスで検索を促してくれるくせに、「嬉しいなあ」「悲しいなあ」などという、感情面に訴える話しかけをすると、「すみません。私は悲しいなあ を理解出来ませんと、つれない返事をぶっこわれたレコードのように連発してくれます。所詮機械。
深夜まで制作していて、頭が膿んでいたせいでしょう。iPhone 4S にどうしても人間らしい返事をさせたくなくって、やっと、写真の返事を引き出せました。質問は「調子はどう」でした。

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金属フェチの心 44

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卒業シーズンですね。学生たちがこれをくれました。
喜ばれるものを、と、がんばって考えてくれた模様です。
金属フェチっだからってことなのでしょう w。
fisher社の無重力状態でも使えるという、SPACE PEN です。逆さにしてもすぐに書き始められ、無重力状態や水中、極度の暑さ寒さでも使用出来、100年以上の保管も可能らしい。僕がそんな過酷な環境に出向く可能性はあまりないけれど w、そのような気分で大事に使おうと思います。
ありがとうね。

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「ドラゴン・タトゥーの女」

20120322_2「ドラゴン・タトゥーの女」を前売り買っていたけど終わりそうだというので、夕方あわてて観に行きました。
デヴィッド・フィンチャー版とあってスタイリッシュな映像は、出初めから観て良かったと思えるものでした。あまりにひどいサイコな殺人シーンとかは、巷のものより必要最小限におさえられていたので好印象につながりましたが、人殺しが多い映画は年々苦手になりつつあります。
それでも、テカってないレザージャケットカフェレーサーっぽいモーターサイクル+そして Mac Book !という、僕の好きなモノの映像満載な映画で、ひとりアガリながら鑑賞したのでした。パンフは売り切れでした。

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「エル・ムンド傑作選」

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NHK報道局・政経国際番組 ディレクターの恩田さんより、年度末に際して「エル・ムンド傑作選」を5日間にわたり放送すると御報告がありました。
3月22日(木)BS-1 夜11時の放送で、昨年11月放映になりました僕の出演部分が放送になります。いろいろな方々とのオムニバスですので、わずかな時間になります。ただ、幅広いジャンルで意欲的な活動をされている表現者がたくさんいることを実感出来るはずです。そのような凄い方々の中から選んでいただき光栄です。
画像は司会の山田五郎さん、アンディさん、リマさんと、スタジオに持ち込んだ僕の作品。カメラには油彩画は反射でよく映らなかったけど、御興味がある方は、是非。

現在ひとり飲み中。深夜12時をまわってのペペロンチーノって美味いものですよ。

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いただいた本など。13

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いただいた本が溜まってきたので、簡単な紹介をさせてください。
まずは真面目な本から。ミネルヴァ書房「狩野芳崖・高橋由一」東京藝術大学美術館の古田亮さんの著書。ある編集者さんにいただきました。近代化にともない洋画と日本画に引き裂かれた日本の絵画の始まりと展望の理解に。
求龍堂さんより「猫まみれ」この出版社は猫本部門があるかのようです。いろいろあるんですね。江戸期の意匠が面白いと思いました。
懐かしのホワッツ マイケルが教える「被災猫応援の教科書」。著者のひとり、児嶋都さんよりいただきました。いろいろな文筆家やマンガ家さんらが、とかく迷いがちな非常時で動物とどう対処するかを手引き。教科書と言っても普通に猫マンガやコラム満載で、楽しみながら勉強出来ます。なかなか幅白い内容で、被災地レポートからライフラインが断たれたときの、人間も含めた対処法まで。

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香山作のノベルティグッズ

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昨日、ある取材で長野県のとある博物館まで出かけてました。
そこで見つけたものを紹介します。
高浮彫そして真葛焼の創始者であり、明治の超絶技巧の陶工としてここ数年再評価が著しい、宮川香山の工房作品です。
これはある銀行の得意先に配られたもののようで、いわゆる明治のノベルティグッズ。明治にもこんなものがあったんですね。
こういった安手で数が必要なものにも、香山ならではの自然観察の成果があしらわれていて、ちょっと欲しくなっちゃいました。
器の部分も、いつもの香山ではなく、モダンなデザイン。
巧術のコンセプトを思う時、日本オリジナルで繊細な指先に恵まれた民族性を生かした彼の仕事が頭を過ったものです。巧術の会期をひかえているので、アップしてみました。

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頭の中は春。

20120312
カルボンヌカフェで見つけた、Ekelund place matは、1692年創業のスウェーデンが誇る織物業の老舗メーカーの製品だそうで、スウェーデン王室ご用達の、雑貨好きのみなさんには御馴染みのものらしい。
僕もついつい買って来てしまったのだけど、その理由は、これ以上間抜けな絵柄はないと、衝撃をうけたからです w。
ほんとうに、無防備。
頭の中は春。
この愚鈍な感じは、そうそうやろうと思っても出ないと思います。
なんだかんだ言って気に入っている w。

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あれから1年。

なにも解決しないまま、1年が経過しましたね。
どこか遠くの出来事、というより、あの揺れを体験し、不気味な静寂が支配する市街を最悪の気分で家族を捜したり、その後で、どの情報を頼りにしたら良いかすらわからない放射能を気にしながら街に住む。安物のSF以下の出来事が現実になり、当事者意識からは免れることが出来ませんでした。

先日、駅ビルのデパートでぼんやりしていたら、10年あまり前にモデルを務めてくれた女性に偶然声をかけられてびっくり。お変わりなく w。とは言えさすがに大人の女性然として。以前はしていなかったディファインコンタクトに違和感を感じながら、カフェで話し合ったのでした。
彼女自らも表現者になっていたのは、けっこう良い活動をしていたので知っていたけど、数年ぶりの彼女は被災者と呼ばれる立場になっていて、例の赤坂プリンスに期限まで住んでいたらしい。そして故郷に戻って家族と住むのだそうだ。曰く、住む場所を考える中で、安全性のデータや、社会的思想だけではなく、ちかしい人々との関わりの中に自分はいて、そこに多くのプライオリティを感じていることに気がついたそうだ。
それが正しい判断かはわからない。けど正しさにどれほどの意味があるのだろう。

幸い現在の僕は、避難を考えるような状況にはないけど、抜き差しならない状況になったとしたら、心に秘めた優先順位ははっきりしている。

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カンディハウス横浜にて 成山画廊コレクション

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横浜美術館は、近隣在住・財金・企業・商業施設と連携して、美術の普及活動《近隣アートプログラム》を推進しています。「松井冬子展」では、成山画廊の協力により、カンディハウス横浜店内とショッピングモールのショーケースをギャラリーにして、成山画廊コレクション展 をお楽しみいただけます。

■開催日程:
 2012年3月4日(日曜)~2012年3月31日(土曜)
 11時00分~18時30分 水曜定休
■会   場:
 カンディハウス横浜
(横浜美術館から徒歩3分/クイーンズタワーA3階)
■入場無料

展覧会初日の招待制内覧会に珍しく顔を出してきました。松井さん、池島くんも来てましたね。
僕の出品作品は、よく知られている男性像を2点だけですが、Pierre Molinier、Wilhelm von Gloeden、Joel-Peter Witkin など、濃い壁面の一翼を担いました。
こうやって部屋に飾られるといいですね。書斎や寝室などのプライベートを極めた空間にも、我々の作品は馴染むことを発見出来ました。
横浜美術館へ御寄りの際は、是非。

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掲載情報

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3月1日発売の「文房具ぴあ2012」(ぴあ株式会社発行)に掲載されました。
新製品の情報から普段使いのアイテム、一度は手にしたい憧れの逸品、おもしろアイテムまで文房具のことがすべてわかるムックで、780円。コンビニでも買えると思います。
僕は文房具コレクターとして、プライベートコレクションを公開してます。
鉛筆工房の記事が個人的には面白かった。
美しい写真満載ですので、文房具好きの方は是非。

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集英社クオータリー「kotoba」7号 3月6日発売です。
毎号大きな特集テーマをもうけ、さまざまな立場の識者が論じてます。7号巻頭特集は「死を想う」。
肖像画「恵里子」の制作にまつわるインタヴューと、特集の扉絵を提供しています。
僕の大好きな辺見庸先生が寄稿しています。絵画つながりでは、「怖い絵」で有名な中野京子先生も寄稿。
大きな本屋さんでは見つけられると思います。是非。

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Schiphol空港はえらい。

201202282Schiphol空港には、空港内ミュージアムがあります。
おそらく、つまらないグッズとか、複製画を売るための施設だろうと、タカをくくっていたら、意外に良かったので、書いておきます。
アムステルダム国立美術館の別館として、ちゃんとした展示を継続しているようです。この日は17世紀のGolden Ageをテーマにしてました。

201202283_2Isaak Luttichuysなんて、17世紀当時の著名な画家ですが、日本では無名ですよね。ネットでも日本語ではほとんどひっかりません。でも、なんと彼の代表作がかかってました。
Young woman with an ostrich feather in her hand. (1656)
おそらく東インド会社総督の娘の肖像。
この当時の人間の姿を残すことへの渇望が伝わる作品。息苦しい程のディテールです。

無料ですし、閑散としているので最高の鑑賞が出来ます。Schipholで乗り換えの方は是非。

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関西国際空港に着いたら、なんだか遊び相手がほしくなったので、関西ケーキマニア夫妻へ急に電話しました。御昼をよばれて、まったりした後、ケーキを食べに行ったのでした。すみません。

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帰国しました。

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帰国しました。
リークして良いとお許しが出ましたので、少しずつ、ここでわけを話して行こうと思います。
今回の旅は、美術手帖さんとの御仕事なのです。
この画像を見ただけで、多分、ヘヴイな美術ファンなら察しがつくと思います。
やさしすぎだったかな。

6月初旬には、その成果が世に出ます。

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もう1枚、ヒント。

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