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2012年5月

「少年は残酷な弓を射る」 原作翻訳本について

英国女性作家文学賞の最高峰オレンジ賞に輝いた、ライオネル・シュライバー原作「We Need To Talk About Kevin」邦題「少年は残酷な弓を射る」の翻訳本が発売されることになりました。
原作本の過激な描写から、日本での出版は難航していたそうですが、このほど、6月22日イーストプレスから発売されます。
その挿画を提供しましたので、いちはやくデザインを御見せします。

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装丁は、気鋭のデザイナー川名潤さん。美しい仕事だと思います。
映画は6月30日から公開。
http://eiga.com/news/20120527/5/

原作本は上下巻で、下巻はまた違うデザインになります。お楽しみに。

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お風呂場ドローイング 03

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ぶた。豚。ブタ。
ぶたっていう、情け容赦のない音がすごい。
スカート丈が w。

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阿修羅道

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先日孵化したカマキリの幼生を3匹だけ残して飼っていましたが、1匹だけいつのまにか少し大きくなっていたのです。さっき見てみたら、こんなことに。
昆虫は厳しい。
やはり人間とは違うルールで生きているのですね。

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ART HK 12 観客三態

ART HK 12 の会場風景をもう少し御紹介します。ただ、作品は他のサイトでいくらでも見つけられるでしょうから、気になったお客さんたちを。

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日本を代表して長谷川祐子さんがディレクションしたプロジェクト展示。
いわずもがなの草間さんですが、会場ではちょっとした憩いの場になってました。冷静に見るとかなり狂ったお花たちなのですが。手前の女の子が、生意気でとてもいいです w。

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これは我々のギャラリーブースでのスナップ。
VIPの内覧日ではありません。普通の女の子でもかなり気合いの入ったドレスアップをして来ることが文化として身に付いていることは、意外と良いものだとあらためて思いました。
会場が理屈抜きに華やぎます。日本人もたまにはこうあってほしい。

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タブレットに夢中な男の子。ハイパーなデザインで人気だった Zaha Hadid のチェアにハイテクなアジアの子供、という組み合わせはちょっと未来を思わせます。

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金属フェチの心 46

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香港市街地の路上。
なにかのユニット交換をしてました。
なんのガードもしてなくてあぶねえなあと思いつつ、ちょうど話題になっている大友克洋さんの AKIRA なんかの世界観も思い出してしまいます。あふれだすケーブル類。ハイテクと古くさい生活臭の混在。

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24時間というありえない移動の末、辿り着きました。

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めでたく自宅で更新してます。

この作品は2メートル程度あるのですが、会場ではごく標準的なおおきさ。フェアの面白いところは、実際に現在世界で動いている作品を、美術館ではまちがいなく怒られるような至近距離で鑑賞出来ること。とくに海外ではみんな遠慮なく写真をバシャバシャ撮っていきます。

海外向け書籍出版の件が、今回の渡航でほぼ決定的になりました。
少数部の稀覯本的なものか、大きな販路にのせるかは、考え中。現在決定していることは、仕様が大型本、ハードカバーということだけ w。
英語、中国語表記が前提なので、執筆者の依頼も早めに考えなくてはなりません。やっぱり日本人に書いていただきたいよ。快諾してくれる方は限られているけれど。

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飛行機を待って10時間。

搭乗時刻に間に合ったと思ったら、シンガポールでなにかあったらしく、飛行機が7時間遅れ。
昨夜、ドバイのコレクターさん、中国の某美術館館長さんとの会食をセットされてしまったので、急遽帰国を延ばしたのだけど、こんなことになるなんて。なかなか帰れないぞ。

おかしな日でしたが、悪いこともあれば〜。ですね。

世界4大アートフェアというポジションが定着した ART HK ですが、来年には Art Basel Hong Kong に名称が変わります。西欧人仕切りのフェア、ということがよりはっきりするわけですね。


とか言ってる間に飛行機キャンセルになっちゃったよ。
今日中に帰れない 泣。
空港に住みそうな勢い。

とか言ってたらインド人がMACのケーブル貸せとか、もう分けわかんない展開。

結局、代わりの飛行機に搭乗まで15時間 怒。

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変な日本語+ヘンなもの食べましたか

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これは直訳。『すいか』ってなにかほんわかと間抜けで良い文字顔ですね。

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これも直訳だけど、大真面目で格好良いデザインとして使っている例。こじゃれたセレクトショップなんかにもあって、またジャケットの肩にも印字されていて、日本人には微妙なデザイン。

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謎の『穴』。やっぱり全日空由来でしょうか。ビルに入っていくのに躊躇されます。

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はい。海外レポートでは毎度御馴染みのヘンな食べ物。(ゲテモノ上等)これはハトをお酒に漬けて、えらく複雑な香料とプロセスを経て供されたもの。すごく丁寧に作ってあります。味はひとこと、奇妙。

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金属フェチの心 45 現代美術にみる金属フェチ

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御無沙汰の金属フェチです。
せっかく ART HK 12 に出展しているので、ちょっとレポートを。
まずは天下の JOSEPH BEUYS のクレヨンとウサギの血による作品をガードしていたフレーム。
僕が見てたのは、すみません。鋼鉄製のフレームなのです。僕もこの手は大好きで使うのですが、クソ重くて画商さんには不評ですね w。

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とんでもないものの出品がありました。ANDY WARHOL のペイントによる、BMW M1レーシングカー。タブロー並みに彼の息づかいが伝わる生々しい塗りで、高まる。そんじょそこらのしょんべん臭いイベントカーとは別次元の圧力。
それでもやっぱり気になったのは、70年代のアルミホイールの色気。

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今日、香港は朝から雨降りでした。でも外食が基本の香港のひとたちは全然気にせず街を闊歩して、大混雑。このカオスぶりが僕を高揚させてくれます。道が封鎖されていたので何かと思ったら巨大なゴミ回収車。ゴミバケツごとリフトしてひっくり返してますね。まんまブレードランナーの背景。

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市街では日本語がやたらと目につきます。セレクトショップの名前や雑貨のフレーズなどで怪しい日本語がそこここで使われていて、なにか洒落た雰囲気を演出したいとき、品質の確かさをアピールしたいときに香港人は利用するようです。でも日本語は通じない。
この看板は前時代的だけど、微妙な面白さです。フォントサイズがめちゃめちゃ。字も間違ってるし。なにより『〜もある。』ってのがいい w。

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東京よりうるさい。

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ホテルに食事を終えて戻ってきました。
日付が変わっても香港の市街はやたらと人通りが多くって、蒸し暑い。車の運転も乱暴。ホテルの部屋の中でも喧噪がそのまま付いて来ちゃったみたいだ。
おでんみたいな串ものを、11時すぎでもこうやって売っている。朝は朝でまた騒々しい。いつ眠っているんだろう。

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今夜はこちらの美術書専門出版社のオーナーさんの御招きで、歴史的建造物の中にある会員制レストランにうかがいました。彼が専有化しているという個室で聞く、チャイニーズの老美食家の物言いは業も底も深くて面白い。
エントランス〜階段には、中国の現代美術家たちがまだ若くて、現在のような価値を持っていなかった頃に集めたという作品が無防備にかけられていて、シニカルリアリストの有名どころの多くを見つけることが出来ました。

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最も面白かった料理がこれ。一見して華やかさに欠けるスープなのですが、冬瓜、蟹肉などかなり多くの食材が入っていて、まとまりのないごった煮的な味を想像していたのだけど、おそろしく味が澄んでいて、驚きとともに美味しかったです。絵画もこうありたいものです。

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お風呂場ドローイング 02

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新作と言えば新作 w。
この日出会ったいきもの。
犬ってどうして正面から見るといつも笑って見えるんだろう。

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サボテンの花と御知らせ

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美術手帖増刊のフェルメール特集号は6月7日の発売になりました。5月15日と以前アナウンスしましたが、変更です。
やっぱりマウリッツハイス美術館展〜「真珠の耳飾りの少女」来日に出版時期をあわせるようで、御知らせが遅れましたが、もう少し御待ちください。

滅多に咲かないという、サボテンの花が咲きました。この種類は夜にだけ花びらが満開になるそうです。

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ムシたちの世界

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苦手な方には耐えられない画像でしょう w。
昨年の冬、オオカマキリの卵鞘(らんしょう)を庭木剪定のときにはらってしまったので、家の中で保護していたら、春なのですね。ついさっき孵化しました。
ぞろぞろぞろぞろ。

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裏庭に放しました。カマキリばかり大量に w。
ずっと観察して気付いたことがありました。
カマキリが生まれて最初にすることは、毛繕いのような身体の掃除だということです。

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カマキリの放流をしていたら、そのすぐそばで、大きなゴマダラチョウ(違うかも)が羽化しているのを発見。そばにはレモン色のサナギの殻がついてました。本当に美しい風景でした。ほとんど日も射さない小さな裏庭にもこんな生き物が生活していて、びっくりでした。


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もののあわい in-between

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写真右上より時計回りに
小山田二郎/鳥女/1985年/38.5×28.5 cm
四谷シモン/機械仕掛少女人形/1985年/47.0×26.0×12.0 cm
諏訪敦/untitled/2010年/45.5×38.0 cm

新作展のアナウンスがなかなか出来ずもやもやとした日々ですが、過去作を観る機会を御知らせします。
セカンダリーながら良品を集めた企画『もののあわい in-between』展です。僕の作品としては画集「どうせなにもみえない」でも反響のあった、通称「両性具有」が国内初公開。某美術館で展示拒否の憂き目に遭ったいわく付きの作品です w。
個人的には小山田二郎さんと並ぶことはとても嬉しい。他に鴻池朋子さんなど、性差や夢と現実など、不可分ながら異なる位相をかけあわせ、ふたつの世界を行き来する視点をもった作品約20点を紹介。

会場・会期:
ギャラリー石榴 南青山Room
2012年5/10(木)~15(火)11:00am~7:00pm
ギャラリー石榴 松本
2012年6/2(土)~10(日)11:00am~6:00pm
http://www.g-sekiryu.com/

今夜はちょっと作業が一段落したばかりなので、Barで例によって深夜の一人呑みの真っ最中なのです。ガス抜き。僕の大型連休は作品とスタジオに吸収されて消えました w。肴が野菜マリネっていう健康志向 w。そういえば特保付きのコーラってわけのわかんないものが出回っているそうですね。スナック菓子袋喰いしても油脂が溜まらないっていう。なにか間違っている気がする。

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SHAME 恥を忍んで観て来たのだ。(ネタバレ)

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先日、映画『SHAME -シェイム-』観てきました。<R-18+>。
広告やサイトでは『セックスを隠れ蓑に、ひた隠しにする本当のシェイムとは』みたいな事を言ってたので、それが最後に判明し膝打ちの納得〜怒濤の感動を期待してました。だからこそ全編に及ぶ、男性なら少なからず覚えがある恥の洪水鑑賞にも耐えられたのです。でも最後まで明らかにされませんでした。ヒントは散りばめられてましたけど。
天下のターナー賞受賞者のスティーヴ・マックィーン監督ならではの美しい映像世界に浸れたので、満足感はとても高い。面白い映画には間違いないのですが、う〜ん。セリフの端々から兄妹の幼少期の体験〜などを推し量るなど、彼の国では誰もがピンと来る程のパターンなのかな。僕は全然違う彼の盲点を『本当の恥』ではないかと考えてしまいましたし。
観た方、どう思われたでしょう。

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