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2014年4月

猫たちの王、来日。「バルテュス展」プレビュー

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「20世紀最後の巨匠」の異名をとる画家、バルタザール・ミシェル・クロソウスキー・ド・ローラ伯爵、通称バルテュス(Le Comte Balthazar Michel Klossowski de Rola, 1908 〜 2001)の没後初の大回顧展に美術手帖さんの縁で、プレビューを拝見してきました。

スイス大使やNHK、朝日新聞関係者らが列した開会式。
スピーチする監修のドミニク・ラドリッツァーニさん、右奥に、節子・クロソウスキー・ド・ローラ・伯爵夫人、愛娘の春美さん。
※ このブログの画像は主催者の許可の下、撮影したものです。

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最初のセクションではこういった珍しい作品も観ることができます。母バラディーヌ(Baladine)の水彩画、愛猫ミツを抱く小さなバルテュス。この猫を題材に少年時代に描いていた40枚の素描画集『ミツ』(Mitsou)が出版され、芸術家としての萌芽をみます。

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もちろんこの作品「猫たちの王」 も来日しています。
青年画家バルテュスのナルな自画像。
1935年 / 油彩、カンヴァス / 78x49.5cm
© Fondation Balthus, depot Musee Jenisch Vevey

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やはり現物を目にすることは、かけがえのない体験なのです。大作を前にすると、それをより実感できます。

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バルテュスに関する書籍は日本でもいくつか手に出来ますが、このように本展では初期のタブロー、デッサンなど、ほとんど画集では掲載のない作品も多く含まれていることが嬉しい。大作のタブローの充実はいわずもがな。
この春、観ておいた方がいいと思う展覧会のひとつです。

余談。
僕はバルテュスとの関連を指摘されていますが、少女を描いたことはほとんどなく、御両親の依頼で描いた、実はその1度だけ。限定しているわけではないのだけど、絵画のインスピレーションの元は大人の女性です(笑)。

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ちょっとお知らせ。

香港の James Christie Room で開催される企画展に出品予定です。
Currents Japanese contemporary art
会期は 5月9日 〜 28日(20日 〜 アポイントメントオンリー)。

今年はアートバーゼル香港に不参加ですが、そのシーズンにいろいろ準備しているのです。現在はシッピングに間に合わせるべく制作中。まだ公開できる情報は少ないのですが次第に御知らせしていきます。

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