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日曜美術館 『忘れられた天才 明治の洋画家・五姓田義松』 ゲスト出演について

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ETV日曜美術館 2015年10月11日(再放送:10月18日 )放送予定の 「忘れられた天才 明治の洋画家・五姓田義松」に、ゲスト出演します。

収録のため、横浜馬車道通りにある、神奈川県立歴史博物館で開催中の、『没後100年 五姓田義松 -最後の天才』 へ行きました。

出演者は、 不肖・諏訪敦の他に、山下裕二さん (明治学院大学教授) 、 角田拓朗さん(神奈川県立歴史博物館 学芸員)、古田亮さん(東京藝術大学准教授)、秋本貴透さん(東京藝術大学准教授)といった、近代美術に造詣が深い面々。

《明治の初め、義松の名は若き天才画家として知れ渡っていた。しかし、なぜかその名声はやがて忘れさられてしまう。一体何があったのか》

美術史から忘却されていた、天才を再び浮上させることは、研究者にとって、もっともスリリングな事業です。若き研究者、角田拓朗さんの功績はここで記録される事でしょう。そしてある意味、日曜美術館の得意分野であるかもしれません。

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五姓田義松(ごせだ・よしまつ 1855-1915)とは、後年、五姓田派といわれる、画工一族の御曹司であり、父は国芳一門に名を連ねる、幕末〜明治の日本美術黎明期にあって、早熟の天才の名をほしいままにした画家です。 10歳のとき、英国人画家・ワーグマンに入門。これは1年遅れてやってきた30歳年上の高橋由一の兄弟子であったことを意味します。義松は恐るべきスピードで上達、日本を代表する画家へと成長しました。更に当時世界美術の中心地であった パリで邦人初となるサロン入選を果たし、フランスアカデミズム絵画を日本人で初めて体得した画家といえましょう。
明治皇室から仕事を依頼されるほどの地位にありながら、何故、その天才性は急速に失われてしまったのか、そして誰が彼を美術史上から抹殺したのか。興味は尽きない画家です。

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番組収録はこのような感じで行われるのです。
実は今回、私は番組からの、無茶振りに応えております。急でしたが、画家を自称する以上、あの程度のことには現場でさらりと応じられなくては、名が廃るというものです。とはいうものの、ひやひやしました(笑)。どんな風に撮れているのか私にもわかりません。

本編で御確かめください。

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この母を描いた小さなタブローは、この時代にあって驚嘆すべき内容を含んでいます。是非、展覧会で、そして日曜美術館で御確かめください。

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コメント

作品拝見してきました。文化の日で観覧無料でした。展示の多さにびっくりでした。
ハッチング、すごいですね。
20歳で描いた母の姿。どんな思いで描いたのか。画家に年齢は関係ないと思いました。
それから精神的に軟弱に生きている自分が恥ずかしくなりました。

投稿: ゆみ | 2015年11月 3日 (火) 15時18分

ゆみさん、Milky★Way子さん、観ていただいて感謝です。
声が高い問題について(笑)。
私がテレビに出る時は、展覧会場のように声の張れない環境である事が多く、そんなんで、あんな感じで話す事があります。私の日常は、声が低くて聞き取りにくいとよく言われます。

投稿: SUWA | 2015年10月23日 (金) 01時13分

諏訪さんsweat01sweat01


お疲れ様です。
柿がおいしい時期になりましたね。

出遅れましたが(苦笑)、
再放送拝見しました。


鉛筆ってスゴい!スゴい!
鉛筆線の陰影技(笑)
まるでマジックのよう
でしたsweat01
目の錯覚かなぁ。

鉛筆線の技がスゴい
わけじゃなくて
諏訪さんが、凄いのかっ?(笑)
どちらにしても
諏訪さんが、直接絵を描かれる様子を拝見して感動しました。
NHKに感謝いたします(笑)


線のタッチとか繊細。
不思議な優しい絵でした。


例の鮭の絵は、私のような素人でも知ってます、覚えていますとも(笑)

遥か遥か昔 、
教科書で学びました〜。
新潟県人には、丸ごと鮭
一本干し、塩鮭は馴染み深いんです。そう思うとあらためて絵の影響力ってスゴいですよね。


諏訪さんが、美術館で見ていたお母さんの絵は、
私が子供の頃に亡くなった祖母を思い出させてくれて今
欲しいぐらいです(笑)
泣いた時に頭を撫でてくれた優しい祖母、
凹んだ時に今手元におきたいです。


一方 亡くなる直前のお母さんの絵は、人に宿る魂力に圧倒されました。
諏訪さんが、舞踏家の大野さんを描かれた絵と同じ印象を受けたのは、私だけではないのではないでしょうか。


ひとりの画家でも、
全く違うスタイルの絵を描いていく人生を見て

絵を描かない私のような人間でも、いろいろあることをなんとなく、ちょっぴりだけど慰められた気もしました。ありがとうございます。


またまた長くなり
申し訳ございませんが、
(苦笑)


最後に
諏訪さんのナマ声を
初めて聞き、


想像していたより、
声が高くて(笑)
怖くなかったです。
噂の黒づくめスタイルでも(笑)
でも
メガネは黒ブチではなかったなぁ(笑)
えー、深い意味はございません(笑)


お元気で頑張って下さいsweat01

投稿: Milky★Way子 | 2015年10月22日 (木) 22時10分

拝見しました。手にしたタオルハンカチまで黒。いつもながら黒が似合いますね。
その場で技術をライブ解説、よかったです。
展覧会に伺ってじっくり作品を拝見したいと思います。
ありがとうございました。

投稿: ゆみ | 2015年10月11日 (日) 10時14分

ザクロが今年も実ってますと諏訪さんに伝えたいと思ってた頃にいい情報をありがとうございます。
日曜美術館がたまに取り上げる特殊な謎に迫る特集!好きです。井浦新さんの静かな興奮具合も楽しみです。放送を楽しみにしています。
それから展覧会も行かなくちゃと思います。

投稿: ゆみ | 2015年10月 5日 (月) 12時50分

なんだかサスペンスみたいで、ドキドキワクワクします。なぜ義松の存在が消えたのか確かめたい気持ちで一杯になりました。
展覧会は観に行きたいし、日曜日美術館は早速録画予約しました。
諏訪さんの無茶ぶりの対応ぶりも楽しみです!

投稿: ひつじ | 2015年10月 5日 (月) 02時07分

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