« 2015年12月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年2月

ちょっと嬉しかったこと (村上隆のスーパーフラット・コレクション 〜 横浜美術館コレクション展)

201601293
「村上隆のスーパーフラット・コレクション」のレセプションに行きました。これがしょっぱなのキーファー巨大作品三連発、リ・ウーハンのインスタレーション 《 Dialogue - Excavation 》 から始まる、壮大な見物でした。
東洋美術、民芸の部屋を抜けて、1950年代から現在までの国内外のアート作品の部屋に入ってすぐに、Doug + Mike Starn のよく知られた作品が、ホルスト・ヤンセンに囲まれていました。
素描家として著名なヤンセン。実は村上隆さんの描線に直接的な影響を与えているように見えます。カリカリの現代美術ではありませんが、そういった意味で、プライベートな文脈を示す正直な展示だな、と感銘をうけたのでした。

201601291
実は、同時開催されている横浜美術館の常設コレクション展「神話とヌード」に拙作 《Stereotype 08 Design》 も展示されているのです。通称 《08》。 村上隆さんのレセプションにあわせて、自分でも初めて観に行きました。実はかなり充実した展示で、グローデン、ギュスターヴ・モローの優品からはじまり、鏑木清方の大作「遊女」などを経てたどりつく、〈聖と俗〉の流れの最終作品。

201601292
《08》 の設置場所がDoug + Mike Starn の真横で感無量でした。彼らは学生時代のアイドルでした。スターン・ツインズの写真集はぼろぼろの状態だけど、今も本棚にある。しかもこの 《石棺(凸面、平面、凹面)》 は彼らの中でもベスト中のベスト。

美術館コレクションというものの、底力を見る思いでした。

大学アトリエで、具象画故に見下されて怒りだけを溜めていた、あのころの自分に教えてあげたい。

「いいから自分の絵画を続けろ。そのうちいいことあるって。」

| | コメント (9)

« 2015年12月 | トップページ | 2016年4月 »