いただいた本など。14

20130818

御無沙汰のいただいた本を。この1週間のものを紹介します。
まず左上。三菱一号館美術館で開催中の「浮世絵 珠玉の斎藤コレクション」のカタログ。プロデューサーKさんに御案内がてら頂戴しました。かなりレアな浮世絵がゴロゴロ。御薦めの展覧会。
右は、第2回「このライトノベルがすごい!」優秀賞受賞者、深沢仁さんの新作。「睦笠神社と神さまじゃない人たち」。幻想的世界観が彼女には新機軸。ライトノベルの表紙はいつもながら照れるものがありますね。でもありがとうございます。
上條淳士さんより、「Sex」全巻を御送りいただきました。ちょっとタイムスリップ。文庫本になっているんですね。スライダースの蘭丸は、当時お気に入りのギタリストでした。

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いただいた本など。13

20110318

いただいた本が溜まってきたので、簡単な紹介をさせてください。
まずは真面目な本から。ミネルヴァ書房「狩野芳崖・高橋由一」東京藝術大学美術館の古田亮さんの著書。ある編集者さんにいただきました。近代化にともない洋画と日本画に引き裂かれた日本の絵画の始まりと展望の理解に。
求龍堂さんより「猫まみれ」この出版社は猫本部門があるかのようです。いろいろあるんですね。江戸期の意匠が面白いと思いました。
懐かしのホワッツ マイケルが教える「被災猫応援の教科書」。著者のひとり、児嶋都さんよりいただきました。いろいろな文筆家やマンガ家さんらが、とかく迷いがちな非常時で動物とどう対処するかを手引き。教科書と言っても普通に猫マンガやコラム満載で、楽しみながら勉強出来ます。なかなか幅白い内容で、被災地レポートからライフラインが断たれたときの、人間も含めた対処法まで。

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いただいた本など。12

201112141

いただいた本が溜まってきたので、簡単な紹介をさせてください。

左は、訳者の加冶屋健司さんからいただいた「アンフォルム 無形なものの辞典」。1996年 ポンビドゥーでの企画カタログを、単行本サイズにリファインしたもの。カタログらしく作品解説の側面もあるけど、辞典を引くような読みすすめ方も出来る。ちょっとない、良書。

そして僕が挿画提供した角田光代さんの「かなたの子」 文藝春秋。大久保明子さんデザイン。都内書店では早ければ16日夕方から店頭に並ぶのですが、これは見本版を担当の方にいただきました。
新幹線〜そしておひとりさまで呑んだ賀茂鶴の熱燗2本で読み切りました。ぐいっと読ませてしまう筆力は大したもの。
内容は…やっぱりこわかったでえす w。でも、ただこわがらせるだけのイージーな本ではない。
帯のコピーがすごい。「生まれるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない。」

201112142

著者の柴村仁さんよりいただいた「夜宵」。デザインは名和田耕平さん。
講談社BOXという、箱入り装丁が特徴のラインだそう。知らなかった。非常に贅沢な造りで、物体として楽しめるものになってます。

またデザインが凝った本が続きます。著者の折原一さんよりいただいた「帝王、死すべし」。書き下ろしミステリー。一見らしくないデジな表紙ですが、内容とは合致します。実在の事件と物語とをつなぐ手腕は折原さんならでは。

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いただいた本など。11

20111107

今回は、異色の組み合わせ。
マコトフジムラさんより、「the Four Holy Gospels」を贈っていただいた。1611年の聖書the King James Version (KJV) の400年アニバーサリーの出版だそうで、革装幀、作家署名バージョンなど、がある。写真はこれでも普及版。制作を依頼されること自体、キリスト教世界では大変な名誉らしく、以下のような評価も得ている。
“Makoto Fujimura is one of the best painters alive; there is no finer abstract painter at work today.”– David Gelernter, The Weekly Standard

もう1冊はぐっとポップ。壁井ユカコさんより、「サマーサイダー」。青春ホラー小説という、耳慣れないジャンル分けで紹介をされている模様。市川春子さんのイラストは壁井さんにとって、念願だったそうだけど、この爽やかな絵柄なのにも関わらず、中身は結構怖い小説と既に評判のようです。

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いただいた本など。10

20111122

御無沙汰のいただいた本。
左。中国の有名な抽象画家、Li Lei さんと画集をお互いにサインしあって交換。こういう楽しみもあるのです。
隣の中華風味の Ane Can。 これは正規品らしいけど、驚きはその価格。日本円にして120円 w。中には友人の画家さんの特集が組まれていて、やはりサインして本を交換しあいました。
右は、第2回「このライトノベルがすごい!」大賞で優秀賞をとった、深沢仁さんの受賞作。彼女とは高校時代からこのサイトを通して交流がありましたが、初めてメールをいただいた当時の宣言通り、作家としての一歩を踏み出せたようです。おめでとうございます。長くブログを続けているとこんなことだってあります。

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いただいた本など。09

20101113
大野慶人さんより、書肆青樹社「大野一雄」を贈っていただきました。
先程拝受しましたが、ハードカバーの500部限定版。
実は、僕が1998年に最初の大野さん親子への取材を始めた時、真っ先に同じ本のソフトカバー普及版を入手し、基本資料として活用させていただきました。当然、以前の本は手あかとか、絵の具でボロボロです。そんな思い出深い本が年月を経てピカピカに蘇り手元に戻って来てくれたような、不思議な感じでした。

蛇足ですが雑感を。
よく誤解される事ですが、僕と大野一雄さん、慶人さんとの仕事は、厳密にはコラボレーションではありません。共同作業とはおこがましくって称することが出来ないのです(僕の発信でコラボと称した事はないはずですが、メディアではそういった表現をされたことが幾度かあったかもしれません)。快く依頼に応えていただき、恩恵をうけたというのが実際です。
1998年の取材開始当初はシンプルに、モデルとしての協力を御願いしたわけですが、結果的にそれだけでは括りきれない仕事となりました。当時僕は若くて無名かつ実力不足でしたが、大野さんにはそんなことはどうでも良い事だったのでしょう。恐縮する程、若い作家の挑戦へ過分に応えていただいたのです。
特に僕のドローイングのムーブやスピードに反応しながら踊っていただいた数時間の体験は、単に固定してお仕着せのポーズを取る、取材対象という領域を超えた瞬間でもありました。
舞踏家は肉体を見せ、表現し、記憶に刻む事こそが本分ですから、画家に対する協力のあり方としては、その凝視に対して強烈に肉体で反応していただいたことこそ、形式的な共同作業としての状況を整える行為なんかより、遥かに有効かつ正しい姿勢だったと思うのです。

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いただいた本など。08

20101011

ここんところ、いただいた本をちょっとだけ。
右から。平塚市美術館の土方明司さんより、「洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵」を拝受。長谷川潾二郎画文集『静かな奇譚』でも使われていた、猫の絵が表紙。絶大な人気らしいですね。この絵は。洲之内徹さんという希有な画商さんの記録。僕とも以前交流のあったベテラン鉛筆画家、木下晋さんの若き日の作品も観ることが出来ます。
次は飛鳥部勝則さんより「黒と愛」。唯一無二な作家である事は間違いない著者の、満を持しての新作。怪作を連発しているだけに付いていけるかどうか。これから拝読します。彼の本のなかではこの装幀デザインが一番好きです。
次。深沢仁さんより「狼少女は羊を逃がす」。いまどき珍しい詩集の新出版物。十代のころの詩がかなり含まれています。なんだか、女子の日記を隠れ読んでいるようで「いいのかなあ」という感覚もありました。表紙の透き通った写真は著者の手によるもので、意外な才能もあるのかもしれません。これから発表されていくだろう小説に期待です。

最後。やけに古ぼけた本を譲っていただきましたが、それもそのはず。昭和17年、高見澤木版社より初版発行の、小村雪岱「日本橋檜物町」
再販ものも現在出回っているようですが、初版はオリジナルの多色刷り版画が口絵に入っていてすごく嬉しい。
小村雪岱さんは、挿絵でみせる構図の洒脱さは抜群なのだけど、文章はだめだめでした(笑)。

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いただいた本など。07

20100627
いただいた本。ありがとうございます。
流れ着いて来た書籍を全て紹介するわけではありませんが、ここひと月のものを簡単に。

右。功術で御一緒した山本タカト氏の『幻色のぞき窓』。初のエッセイ集。緻密なイラストレーションにふさわしく、回想も交えた濃厚なエッセイ。制作する者には楽しく読めました。
中。昨年ちょっとだけ取材協力した柴村仁さんの『セイジャの式日』。美大生の日常が舞台の、かなりせつないお話。丁寧に作り込まれた世界観ですいすい読めます。「プシュケの涙」「ハイドラの告白」と続く3部作のラスト。御苦労様でした。
左。平塚市美術館の企画展の公式カタログとしても販売された、長谷川潾二郎画文集『静かな奇譚』。ここにきて孤高にして幻想性もたたえた写実画家の再評価はいかに。

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いただいた本など。06

20090914
まずはエロい方から。ミリュウのアーティストでもある写真家、渡邊安治さんから最新写真集を贈っていただきました。メジャーのワニブックス、よくアンダーグラウンドの雄である彼にオファーしたものだ。仲村みうという、これまた話題性のあるアイドルを撮っていますが、『ReAL FaKE Doll』という、タイトルは彼女の案だそう。予想通りの賛否両論がそこここで炸裂しています。
理由は見ての通り。
2Dやティーンアイドルで甘やかされた感性には、そりゃついていけませんよね。
むしろ、耽美好きの女子には入りやすい世界観かもしれません。
アイドル写真集という最大公約数を要求されるフォーマットに完全にとりこまれない、渡邊さんのほの暗い美意識はしぶとく、なんて清々しいんだろう。

上は、武蔵野美術大学80周年記念展「絵の力 -絵の具の魔術-」のカタログ。データベースとしても使えます。このページは言わずと知れた、山口長男さん。諏訪敦作品の掲載ページは80周年という区切りで最も若い部類なので、一番最後のページです。
何冊か送られて来たので、そのうち、このサイトでプレゼントでもしようかな。

で、左下は、先日の佐藤技研取材でいただいた、爪のレプリカ。この写真では判りにくいけど、凄いよ。爪のあかでも煎じて飲めってことでしょう。

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いただいた本など。05

200905091
いただいた本が溜まって来たので、少し紹介。今回は著者ではなく、エディターの皆さんからです。ありがとうございます。せめてここでプチ宣伝申し上げます。
左から。
秋山 祐徳太子先生の「恥の美学」都知事泡沫候補の王者とうたわれながら、実はけっこう上位得票していたおじさんです。南伸坊先生の「こういう本こそまさに恥をかけずに悩んでいる人たちに読ませたいと思うよね」という帯のすかした推薦文句が目にしみる。まさに私もそのひとりです。すみません。そう思いながら格好付けているくせに、日々恥をかいているのでしょう。
腹を括った若き編集者Y君の熱がこもった労作。面白いよ。
次。
写真家 十文字美信の「感性のバケモノになりたい」私はこの写真家を、よく知りませんでした。「暴力写真家」と冠されたそうで、スピード感に満ちた写真が極厚のページに並ぶ。大野一雄先生も被写体にされています。
次。
「高島野十郎画集」これは待望していたマニアックな絵画ジャンキーの皆さんは驚喜されたのではないでしょうか。資料性も高くほぼ全貌を網羅で、サイズを除けば決定版と言えます。
ストイックな写実のあるべき姿の一例。作品、生き方にも新しさこそないけど、明晰、純粋。あの域は至難だと思います。

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